コロナ禍にも関わらず、マサキ工務店ではコンスタントに新築・改修工事のご依頼を頂けており、
毎日元気に仕事ができていることに感謝です
そんな中ですが、住宅業界では「第3次ウッドショック」で世界的にかつてないほど木材の価格が跳ね上がっており、
さらには輸入木材自体が流通していないといった事態に直面しています。
オイルショックは社会の授業で習ったけど・・・ウッドショックなんてのもあるんですね(*_*)
ちなみに調べたところ、
第1次は、1990年に天然林保護運動が活発になって、アメリカなどで森林伐採や輸出が規制されたため、輸入木材の価格が高騰。
第2次は、2006年にインドネシアで森林伐採の規制があったことでウッドショックが起こったそうです。
今回の第3次ウッドショックで木材の価格が上がっている理由は、コロナの影響が大きく、
おおまかに
■海外の住宅市場で、木材の需要が高まっていること。
■海外から輸出されるときに木材を積み込むコンテナの不足
があげられています。
アメリカでは、リモートワークへの移行を機に郊外へ移住し、木造の新築を建てる人が増えたことと、
自粛期間中にDIYを趣味にする人が増え、木材の需要が高まっているようです。
自粛期間にDIY欲が高まるのは、日本も海外も同じなんですね(^^;
コンテナ不足の原因は、巣ごもり需要によって物流は急増したにも関わらず、
荷受けの作業員やドライバーが足りておらず、港で船が荷下ろしの順番待ちしていること。
荷物を積んだコンテナが一ヶ所に偏ってしまっている状態ですね・・・
とはいえ、窓から外を見れば、山、あります。木、いっぱい生えてます。
国産材で建てれば万事解決!!・・・といきたいところですが、
日本の林業は長年、人員不足、後継者不足に悩まされており、
受注に対して生産が追い付いていない状態で、
国産材の価格も高騰しています。
これを機に、国産材の価値が見直されて、日本の林業もパワーアップできればよいですね・・・
木材の高騰にともなって、鉄やコンクリートなどの材料の価格変動にも注意が必要です。
コロナとともに、ウッドショックも早く終息することを願うばかりです。
木材のボリュームが下がるように、間取りやプランの変更をしたり、
臨機応変にコストの調整・対応致します(^^)/
田邉