建築工房なかしま【NDさんの住家(茨木)】
大阪府茨木市 / 新築(SE構法) / 地上2階 / 延床面積144.54m² / 竣工2009年4月
写真撮影 山崎 浩治
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前面道路より、全景。
周囲に対して敷地が開いているので、四季折々の庭の変化や、風合いを増してゆく住家の姿を往来する人々にも楽しんでもらえる。

この住家の中心とも言える場所。
部屋からウッドデッキが続き、緩やかな曲線を描く天井が深い軒へと連続して、空間が外へと延びていくのが感じられる。
「家を吹き抜ける風や、風にのってくる花の匂いを感じられるような家をつくりたい」という設計者の思いから、家の内部と外部を隔てず、敷地のすべてが住空間として取り込まれている。

外の風景を切り取る『額縁』となるサッシは、その大半が木製。
職人が手をかけて造り上げた窓枠は、庭の桜の眺めをより一層美しく見せてくれる。
建具が織り成す住家の表情
障子、サッシ、網戸、雨戸・・・『建具』とひと口に言ってもその種類は様々。窓から見える景色が変化し、季節や時間あるいは気分によってそれぞれの建具を使い分けることで、住家の表情もまた変わる。




2階個室
大きな木製サッシを開けて外へ出ると、目の前に桜の枝が広がっている。

オーダーキッチン&家具/共同設計・施工 KAN WORKS ・・・webサイト

建築工房なかしまの住家づくり
建築家・中島氏の住家づくりにまつわるお話
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建築家・中島氏の住家づくりにまつわるお話
家をつくることは、暮らしをつくること−
住宅設計への思い
竣工を間近に控えたある日、設計者の中島さんを訪ねて現場でお話を伺いました。
設計段階では住まいに対するイメージを共有するために、なるべく長い時間を施主とともに過ごし、暮らしについて多くを語りあうよう心掛けているそうです。「100%、その人(と同じ思い)になりきることはできない」なかで、少しでも施主のイメージや思いに近づけようと試行錯誤を繰り返して、建築工房なかしまさんの住宅設計は進められていきます。

「なんとなくその場所へ行って、気持ちよく過ごしているうちにうたた寝なんかして、気がついたら夕方だった、というような・・・そのように人を惹き寄せる『力』を場所にもたせることが出来たら、それが本物の設計だと思います。」(中島氏)
家をつくることは、暮らしをつくること?。楽しみのある暮らしを求めて、数々の住家はつくられています。
愛着が生まれる家づくり
引渡し前のお気持ちは?という問いかけに、「娘をお嫁入りさせる気分ですね。」との言葉をいただきました。施主との出会い、設計そして着工から竣工へと、NDさんの住家(茨木)を手掛けられた月日はおよそ2年近くなります。
「なんでも『速い』ことが良しとされる時代ですけれど、良いものをじっくりと丁寧に手間ひまかけてつくっていってもよいのではないかと。建具の取手ひとつでも、職人が付けたり外したり、調整を繰り返して出来上がっていると思えば、愛着がわいてくるじゃないですか。」そう語られました。

当社が建築家と一緒になって取り組む家づくりは、ともすれば大変手間と時間のかかるものです。しかしながら、それと引きかえに得られる住まいづくりの喜びもまた大きなものです。その喜びを住み手にも感じてもらえるよう、施主様の要望、建築家の意図、職人の技術、それぞれを摺り合わせ融合させながら、一邸一邸のこだわりを大切に丁寧に仕上げていきます。
ひとつひとつ人の手でつくりあげられた住まいが、住み手にとって他のどんな場所よりも居心地のよい場所であることを願っています。
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